所長プロフィール
- 東京大学法学部卒業
- 早稲田大学大学院法務研究科卒業
- 都内法律事務所に勤務
- 法律事務所ナビアス設立
- 神奈川県弁護士会 障害者高齢者の権利に関する委員会
メンバー
- 総員8名
- 弁護士3名
- 事務職員5名
メッセージ
修習期は新63期です。弁護士登録後、3年間は都内法律事務所で勤務弁護士をしていました。
前職の法律事務所は知財など企業法務を中心に取扱っていましたが、代表は「SOCIAL IMPACT×LEGAL SERVICE」を標榜し、ビジネスローヤーだからこそできる社会的価値の提供を目指していました。そうした中で生まれたのが、ビジネス法務を本業とし、プロボノに積極的に取り組む弁護士のネットワークであるBLP-Network(ビジネスローヤーズ・プロボノ・ネットワーク)でした。
また、年間1000億円を超えて発生する休眠預金を公益活動に活用するための活動にも取り組みました。海外の制度のリサーチや法的論点の検討から始めて、単に制度を提唱するだけではなく、民間側で法案や政省令案を作成して提案するなど、弁護士だからこそできることがたくさんありました。2016年12月2日にはついに休眠預金活用法が国会で成立し、自分たちの提案が法律になるという得がたい経験をしました。
その後、私は独立開業し、神奈川県横須賀市に、法律事務所ナビアスを設立しました。私は横須賀出身ではなく、横須賀に住んだこともありません。横須賀で開業した理由は、マーケティングの結果でもありますが、最終的にはピンときたからです。本当に面白い地域です。その後、業務拡大に伴い、弁護士法人化し、横浜駅東口にもオフィスを開設しました。
ナビアスとは、「ナビゲーション」の「ナビ」と未来を意味する「アス」を組み合わせた造語です。ナビアスは、「カウンセリング・ファーストの法律事務所」をテーマにしています。まだ弁護士になろうとも思っていなかった学生時代、私は心理カウンセリングのマッチングサイトを運営しており、自ら電話相談の受付をしていました。心理カウンセリングを希望する方が相談の電話を掛けてくるのですが、どうもそのうち3割くらいは、カウンセリングよりも弁護士のところに行った方がよい事案ではないか、と思えるものでした。それだけ、弁護士に相談するハードルは高く、私たちがリーチできていないニーズがあるのです。
私たち弁護士は、さまざまな人たちの、人生における重大な局面に接することになります。誰にとっても人生はいちどきりで、かけがえのないものです。依頼者にとって本当に重要な価値が何であるかを見抜く力、依頼者が主張する正義や価値観に共感し、これらを法的に言語化することが、私たちの仕事です。ひとりひとりの人生を尊重すること、共感をもって傾聴すること、これらを私は、尊敬するカウンセラーから学びました。一方で、法律家としての活動においては、各人各様の正義があること、そのうえで、司法が担っている実践的作用を学んできました。カウンセリング・ファーストの法律事務所というコンセプトは、ロースクール時代から名付けていたものですが、自分の中ではますます深みをましています。
私は、法律事務所の役割は、法律というツールを用いて、社会課題を解決することであると考えています。たとえば、横須賀エリアでは多数の渉外家事事件が発生していますが、これに専門的に対応するサービスはほとんど提供されていません。また、高齢者や障害者の問題、子どもの貧困問題を解決するためにはどうすればよいのか。ともにチャレンジをする仲間を募集しています。
依頼者と同じように、皆さんの人生も、いちどきりの、かけがえのないものです。法曹としての資格を得たいま、よほどのことがなければ、生活に困ることはないでしょう。むしろ、率直に言って、恵まれている。だからこそ、無難な選択を続けていても、つまらないと思いませんか。歴史に名を残す仕事をしてみたいとは思いませんか。ゼロからイチを創る喜びを味わいたいとは思いませんか。チェンジメーカーになってみませんか。皆さんの応募をお待ちしています。